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紅茶の生まれは中国ですが、紅茶文化はヨーロッパで生まれ、東洋に伝わってきました。中国で「チャ」と呼ばれたものが、船でイギリスに渡ると「ティー」、フランスで「テ」、ドイツで「テー」、ロシアでは「チャイ」と呼ばれるように。最初にヨーロッパへ伝わったのは緑茶で、1610年のことです。
1711年頃から約1世紀、イギリスの財政は紅茶の税金で賄われるほどで、税率は125〜200%という高さでした。これに民衆が納得するわけもなく、密輸や暴動も発生。アメリカのイギリスからの独立も、紅茶の高い税率のトラブルが原因だったともいわれます。
日本の紅茶文化は1887年の輸入に始まり、1906年に明治屋がリプトン紅茶を初輸入。現在、イギリス人の年間一人当たり消費量は約2.6kg。一方、日本人は約100g強で、イギリス人の約25分の1です。
伝統的なイギリスのティータイム
アーリー・ティー(ベッド・ティー)
朝の起き抜けの一杯。1日のうちで最もプライベートなお茶の時間です。
ブレックファースト
イギリス人の朝食に紅茶は欠かせません。トーストやベーコン、卵などとともに。
イレブンジィズ
午前中の気分転換に飲む紅茶。15分ほどで手早くすませます。
ミッディ・ティーブレイク
午後のおやつ時。クッキーや簡単な焼菓子を添えて。
アフタヌーン・ティー
休日に催す社交目的の特別なもの。午後4時頃から、サンドイッチやスコーン、ケーキなどを豪華にそろえます。19世紀中頃、ベッドフォード公爵夫人アンナ・マリアが、夕食までの空腹をしのぐために始めたのが起源とされています。
ハイ・ティー
工場地帯や農村部、スコットランドに伝わる夕食のこと。肉類中心で別名「ミート・ティー」。脚の高い椅子(ハイバック・チェア)が語源といわれます。
アフタディナー・ティー
夕食後やねる前のくつろぎの時間。やや薄めのミルクティーで体を温めます。
ナイト・ティー
1日の終わりの一杯。抹茶茶碗など趣味性の強い器で楽しむのもおすすめです。